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古くて新しい薬 ノイロトロピン

今日の院内勉強会はノイロトロピン!!

ノイロトロピン は1950(昭和25)年発売の古いお薬!!

それが 60年以上経っている現在の臨床現場で使用され続けている!!
案外驚きの事実です!!

慢性疼痛の治療薬として最近再び脚光を浴びています!!

痛みの種類は ①侵害受容性疼痛 ②神経障害性疼痛 ③心因性疼痛がある
と言われています。

神経障害性疼痛や侵害受容性疼痛に効く薬としてノイロトロピンが長く
使用されています。

ノイロトロピンは下行性疼痛抑制系活性化・末梢循環改善・ブラジキニン遊離抑制などの効果があると言われています。

特徴として 副作用が圧倒的に少ない!! 痛みどめなどの鎮痛剤は(NSAID)長期服用すると 胃潰瘍など胃腸障害の副作用が気になりますがこのノイロトロピンは殆ど副作用がない!!ノイロトロピンの一番多い副作用として胃不快感は0.9%!!
驚異的な数字です。

ノイロトロピンの下行性疼痛抑制系の賦活作用は痛みに関係している部分を調整してくれるもの!!

ちなみに 下行性疼痛抑制系の賦活作用を持つものは?

ノイロトロピン・モルヒネ・オピオイド・抗うつ薬・脳脊髄電気刺激・気持ちの良い音楽・香りなども関連あるものとして知られている!!  
痛みを伴った状態の時は 気持ちの良い音楽・香りも医学的に疼痛緩和につながるようですね!!

元々ノイロトロピンは ウサギに刺激を加えて抽出した 生体反応を利用した薬剤!!
「人間の自然治癒力を引き出す」お薬としてこれからも使用されていくお薬だと思います。

日本臓器製薬株式会社の阪本さん有難うございました。

 

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