アレルギーとは
私達の身体には免疫という働きがあり、細菌やウィルスなど身体に害を及ぼすものを退治するために抗体をつくり、その抗体が外敵の抗原と戦って身体を守るのです。
ところが、何らかの原因で身体に害がないものにも免疫反応をおこすことがあります。
本来は反応しない異物に対して、免疫が過剰な反応をすることをアレルギー反応といいます。
アレルギー反応をおこす抗原はアレルゲンともいわれ、ハウスダスト(家のホコリ)やダニ、卵、牛乳、大豆、繊維、花粉などのほか多くのものがあります。いったん異物と判断されると、その物質が侵入するたびに反応して、鼻、目、皮膚などにさまざまな症状をおこすのです。
日本人のおよそ3人に1人は何らかのアレルギーがあるといわれ、今後も増加が予想されます。
アレルギー増加の原因として、
・食生活の欧米化により、高たんぱく、高脂質の摂取。
・生活環境、住宅環境の変化により、ダニ、スギ花粉など原因物質の増加。大気汚染など。
・ストレスの増加。
など文明の発達とともにアレルギーも増えているようです。
主なアレルギーの病気
アレルギーが関係しておこる病気は多く、一時的なかぶれのような簡単なものから、国が指定する難病までさまざまですが、現代の多くの人が悩んでいる代表的なものに次のようなものがあります。
アレルギー性結膜炎
眼の粘膜に炎症をおこし、充血、異物感、痛みなどの症状がでます。
アレルギー性鼻炎
ホコリ、ダニ、ペット、花粉などが原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまりがおこります。
花粉が原因でおこるものを花粉症といいます。
気管支ぜん息
アレルギーによる発作性の呼吸困難です。ダニ、カビ、羽毛、花粉などがおもな原因です。
じんま疹
皮膚や唇に激しいかゆみがおこり、蚊にさされたような発疹ができます。皮膚が盛り上ることもあります。
接触性皮膚炎
染料・金属・薬剤などが皮膚に接触して炎症をおこすことです。漆かぶれなどがあります。
アトピー性皮膚炎
皮膚の乾燥と刺激に弱い人におこり、全身に赤みをおびる、カサカサと白くなる、ポツポツができる、かゆいなどの症状がおこります。
アレルギーの病気によくつかわれる漢方薬
漢方薬は体質と症状に合わせて用います。多くの場合は1〜2ヶ月もあれば効果の判定ができますが、体質改善を目的に使う場合は、2〜3ヶ月以上の期間が必要になります。
参考までにアレルギー病によく使われる代表的な漢方薬の一部を紹介します。
しょうせいりゅうとう
小青竜湯 |
花粉症などアレルギー性鼻炎で、くしゃみを頻発したり、 水のような鼻水が多く出るときに使います。感冒や気管 支ぜん息などにも効果があります。 |
じゅうみはいどくとう
十味敗毒湯 |
化膿傾向のある皮膚炎に広範囲に使用されます。また、 アレルギー性の湿疹やじんま疹をおこしやすい人の体質改善薬としてもよく使われます。 |
しょうふうさん
消風散 |
熱感があり、かゆみが強いアトピー性皮膚炎などに使い ます。分泌物が多いが、逆に乾燥することもあります。 |
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