当院で実際に社会不安障害の治療を経験された患者さまからお寄せいただいた「治療体験談」の一部をご紹介します。
内容は患者さまより頂いた原文をそのまま転記しております。
※プライバシー保護のため、個人が特定できる内容については、一部訂正している箇所もございます。
※ご本人に転記記載の了解を得ているもののみ公開しております。
ケース4 40代 男性
電話に出るのが怖い、人と視線を合わせて会話ができない、人前で話をすることに極度の緊張を感じる、といった症状を自覚し始めたのは、大学受験の時期、18歳の頃からでした。
(多分、受験のストレスもあったのでしょう)
それから、このような症状に対して、自分自身が受け入れられず、大変悩んだ経験を持ちました。
大学に入学し、社会人になっても、症状は変わらず、いろいろな書物は読みましたが、最終的には、「自分の気持ちの問題」という解決にしか至りませんでした。
確かに、症状を自覚してから20数年が経ち、自分の心のなかにも、この症状と折り合って生きていかなければいけないというあきらめに似た境地には達していました。
また最近、年代的にも管理職となり、人前で話したり、職場をリードして行かなければならない立場になってきた事が、より症状を悪化してきたように感じていました。
そのとき、目にしたのが、新聞のチラシにあった治験の参加でした。
当病院を紹介され、私の症状が「社会不安障害」という病名で、決して特別な個人の気持ちの問題でなく、薬による治療で改善することを知りました。
それから1年がたちますが、随分と今までと違い、前向きに症状に対して、考えられるようになったと思います。
このような精神的な症状は相手になかなか相談ができず、一人で悶々と抱え込んでしまいがちです。
一人でもこのような症状に悩んでいる方が、このような専門的な治療がある事を、広く認知されればよいと強く感じます。
ケース3 30代 女性
私は美容職で入社以来、研修会や緊張感のある場面での実技の折、手の震えがとまらず、仕事にならない場面に多く悩まされました。また意識するほど症状はひどくなり、人前で発表するときにまで、声の震えや息苦しさに悩まされるようになりました。
これまで数多くこの場面から逃げ出そうとしましたが、1年前パソコンであがり症をチェック中にこの病名を見つけ、実技試験がせまっていたこともあり、思い切って受診することにしました。
おどろいたのは、試験当日1時間前にのんでくださいといわれたとんぷくをのんで試験に臨んだ所、まったく症状がでなかったのです。それ以降毎日の薬と、不安時のとんぷくで大事な場面での緊張というものが、まったくなくなってきました。
今まででは考えられなかったような大舞台(大勢の前でのスピーチ)などをひとつこなしていくたび、どんどん自信はついていき、人前が不安どころか好きになってきています。
そしてこの病気を少しずつ克服していくたび、責任ある仕事をまかされるようになり、仕事の評価があがっていくようになりました。
今度はついに人前でのレクチャーが通常の仕事になるようになりました。治療することでここまで道が開けたことに自分でも驚いています。
「あがり症は体質で絶対治らないし、こんな症状は私以外誰も出ない」ずっとそう思い込んでいました。もっとはやくSADを知っていれば、もっと自信をもってできたこともいっぱいあるのになあと思います。
ぜひはやく受診して、チャンスをのがさないでほしいと思います。
ケース2 40代 女性
13年前、当時中学校2年生の息子と買い物に行き店員の方に「住所氏名をご記入下さい。」と言われた時、急に胸がどきどきして手が震えだし文字が書けませんでした。
その場は息子に代筆してもらいましたが、自分自身に何が起きたのか、衝撃でした。
それから忘れようと思っても同じような場面になると、びっくりした息子の顔、どぎまぎしていた自分が鮮明に思い出され人前で字を書く時になると同じように「どきどきと震え」を繰り返すようになりました。
親や友人には、「気にするからだ! 気にするな!」と毎回同じアドバイスを受け続けました。しかし、そう思えば思うほど「手が震えたらどうしよう! どうしよう!」が頭から離れなくなり、人前で話したり食事したりする時も心臓がどきどきして、震えるようになりました。
内科の先生に相談すると安定剤を飲むように勧められ、人前で何かをする時に必ず安定剤を飲んで何とか日々を過ごしてきましたが、2年前の転職を機に、ますます状態が悪くなり、仕事にも支障をきたしどうして自分はこんなになってしまったんだろうと気持ちも落ち込み食欲もなく気力も落ちてきました。
そんな時、ひょんな事からインターネットで「アイさくらクリニック」の木村昌幹先生が「社会不安障害」の名医ということを知り決心して診察を受けました。
先生は懇切丁寧に説明して下さり、それまでは精神論ばかりで悩んでいたので、治療方法がある! と知ったことは希望につながりました。
治療を始めて6ヶ月、人前でも徐々に自分に自身が持てるようになり、仕事も順調にこなせるようになりました。
もっと早く自分が「社会不安障害」であることと「アイさくらクリニック」の木村昌幹先生を知っていれば13年間も苦しまなかったのにと思います。
今は、治療を受けて本当に良かったと思っています。
ケース1 30代 女性
私があがり症を自覚したのは、中学の頃からだと思います。それ以来人前に出るのが嫌で、そういう場面はなるべく避けてきました。
でも、やはり社会に出て仕事をしていくようになると、どうしても避けては通れない時もあり、スピーチ等人前にでなければならない日が決まると、その事が常に気になり仕事を辞めたいとさえ思ってしまう程でした。
若いときは「人前に出るのが苦手なんです」でいくらか通りますが、年齢を重ね重要な仕事も回ってくるようになるとそうはいかなくなり、私自身の中ではとても深刻な問題となってきたのです。何とか治したいと、話し方教室:催眠療法にも通いましたが治すことは出来ませんでした。
諦めかけていた時、ある雑誌で先生の書かれている社会不安障害についての記事を見て、私はこれなんだと思い早速電話し受診することにしました。
心療内科という事で始めは抵抗がありましたが、クリニックを受診して先生の話を聞いて、やっと治せるかもしれないと思い治療することを決意しました。
治療を始めて、効果はすぐに実感しました。あれほど体が反応して緊張していたのが無くなり、自分でしっかり考えて話せるようになったのです。何よりも私生活・職場でも自分を押さえ込むことなく自分らしく生活でき、自分の力を出せるようになった事です。そして、自分の長所をうまく表現できるようになり、視野が広くなりました。
きっと私と同じように悩んでいる方がいらっしゃると思いますが、勇気をもって一度相談されることを、心よりお勧めします。

