電話に出るのが怖い、人と視線を合わせて会話ができない、人前で話しをすることに極度の緊張を感じるといった症状を自覚し始めたのは、大学受験の時期、18歳の頃からでした。(多分、受験のストレスもあったのでしょう)
それから、このような症状に対して、自分自身が受け入れられず、大変悩んだ経験を持ちました。
大学に入学し、社会人になっても、症状は変わらず、いろいろな書物は読みましたが、最終的には、「自分の気持ちの問題」という解決にしか至りませんでした。
確かに、症状を自覚してから20数年が経ち、自分の心のなかにも、この症状と折り合って生きていかなければいけないというあきらめに似た境地には達していました。
また最近、年代的にも管理職となり、人前で話したり、職場をリードして行かなければならない立場になってきたことが、より症状を悪化してきたように感じていました。
そのとき、目にしたのが、新聞のチラシにあった治験の参加でした。
当病院を紹介され、私の症状が「社会不安障害」という病名で、決して特別な個人の気持ちの問題でなく、薬による治療で改善することを知りました。
それから1年がたちますが、随分と今までと違い、前向きに症状に対して、考えられるようになったと思います。
このような精神的な症状は相手にはなかなか相談ができず、一人で悶々と抱え込んでしまいがちです。一人でもこのような症状に悩んでいる方が、このような専門的な治療があることを、広く認知されればよいと強く感じます |