こんにちは スタッフのブロッコリーです🥦
今回は持田製薬株式会社の方に
高脂血症(脂質異常症)の治療に使用される高純度EPA製剤のエパデールEMというお薬について勉強会をしていただきました❕
高脂血症(脂質異常症)とは血清脂質値が異常値を示す病気です。
・悪玉コレステロール(LDL)の上昇
・善玉コレステロール(HDL)の低下
・中性脂肪(トリグリセリド)の上昇
上記の3つの項目のうち、どれかを満たした場合に高脂血症(脂質異常症)と診断されます。
悪玉コレステロール、善玉コレステロール、中性脂肪の基準値は以下のようになっています。
血清脂質値 | 正常な人の値 |
LDL-コレステロール | 140mg/dl未満 |
HDL-コレステロール | 40mg/dl以上 |
中性脂肪(トリグリセライド) | 150mg/dl未満 |
参照記事:日本生活習慣病予防協会
高脂血症(脂質異常症)を放置すると、心筋梗塞をはじめとした 動脈硬化性の病気にかかる危険が高まります。
高脂血症を改善するためには、まずは食生活の改善によって数値の改善を図ります。
2020年厚労労働省より、脂質異常症がある場合には重症化を防ぐためにコレステロール摂取量を1日200mg未満に抑えることが望ましいと発表されました。
また、1日30分以上の有酸素運動を取り入れることも推奨されます。食事や生活習慣を変えても数値の改善が見られない場合はコレステロールや中性脂肪を低下させる内服薬による治療を行うこともあります。
👆は日本人における魚介類と肉類の摂取量推移を表したものです。
従来は肉類よりも魚介類の摂取量が多かったものの、食事の欧米化等に伴い2009年から逆転し、魚介類の摂取量が減少していると報告されています。
青魚にEPAが多く含まれていることはご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、上図のように魚介類の摂取量は減少していっているため、EPAの摂取量も同様に減少していることが考えられます。
エパデールEMはEPAを主成分とする高脂血症(脂質異常症)のお薬です。
①脂質が作られるのを抑える
②脂質の肝臓から血中への分泌を抑える
③脂質を運ぶリポタンパクの代謝を促す
という作用によって、血液中の脂質を低下させると考えられています。
サプリメントなどの健康食品にもEPAが含まれるものがありますが、他の脂肪酸も多く含まれています。一方エパデールEMは『医薬品』として、純度の高いEPAを十分に摂取できるよう高度に精製されています。
気になる方は診察の際、医師へご相談ください✨
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