グーフィス（エロビキシバット）勉強会

こんにちは、スタッフのみかんです🍊

今回は胆汁酸トランスポーター阻害剤グーフィス錠(エロビキシバット)についての勉強会をしました✨

グーフィス錠(エロビキシバット)は慢性便秘症に効くお薬です💊

2023年に便秘症についての定義が少し変わり、「本来排泄すべき糞便が大腸内に滞ることによる兎糞状便・硬便、排便回数の減少」というのか今までの定義でしたがそれに加えて、「糞便を快適に排泄できない事による過度な怒責、残便感、直腸肛門の閉塞感、排便困難感を認める状態」と定義されるようになりました。

これは慢性便秘症の治療目標が「完全自発排便(残便感のないすっきりとした排泄)の状態へ導き、その状態を維持することとQOLの改善」にあるため、排泄される糞便の回数だけでなく、糞便を快適にできない症状についても定義されるようになりました。

慢性便秘症の治療において機能性便秘症の排便回数減少型の場合、まずは食事や生活習慣の改善が求められます。

それでも改善されない場合、浸透圧性下剤である酸化マグネシウムなどで治療します。また、刺激性下剤を使って短期間で治す場合もありますが、クセがついてしまったり、依存しやすかったりもします。

浸透圧性下剤を使っても治らない場合は、今回のグーフィス錠(エロビキシバット)などを使って治療します。

グーフィス錠(エロビキシバット)はIBATの胆汁酸の再吸収を阻害することにより、大腸に流入する胆汁酸の量を増加させます。

胆汁酸は

大腸の水分分泌を亢進させる作用

大腸の蠕動（ぜんどう）運動を促進させる作用

直腸伸展刺激への感度を高め、便意を促進させる作用

があります。

便秘症の治療薬には、

腸内の水分に関して作用し便を柔らかくする作用の薬と

腸の働きを活発にして排便を促す作用のある薬があります。

グーフィス錠(エロビキシバット)はそのどちらも作用のある薬です。

気になる方は院長へご相談ください✨

以上スタッフのみかんでした


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