こんにちは、スタッフのエビです!!
今回はクラシエ薬品株式会社さんにお越し頂き、
『貧血』に効果的な漢方薬2種類についての勉強会を行いました。
貧血とは、酸素を体内に運ぶ働きをするヘモグロビンの量が減少する事により
運べる酸素の量が減り、体内が酸欠状態になることを表します。
主な症状は、めまい・立ち眩み・頭痛などです。
貧血には様々な種類がありますが、その中で一番多いのが
「鉄欠乏性貧血」
年代別で差があり、特に40歳代がダントツに多いですね!
そこで、鉄欠乏性貧血に効果的な漢方薬2種類について、
それぞれの特徴をお伺いしました。
まず1つめは『49 加味帰脾湯 かみきひとう』です。
加味帰脾湯(かみきひとう)は、貧血にプラス、
不眠症や不安・神経症といった精神症状にも
効果があるそうです。
・不安、心配になることが多い
・食欲がない
・寝不足が続く
・貧血症状(めまい、立ち眩みなど)がある
といった方に効果が期待できます。
2つめは『108 人参養栄湯 にんじんようえいとう』です。
人参養栄湯(にんじんようえいとう)は、体力の低下や疲労、
食欲不振、貧血などに効果的です。
ヘモグロビンが含まれる”赤血球”を増やす働きを発揮し、
全身へ酸素・栄養を届ける力を促進することで症状改善の効果が期待できます。
また、人参養栄湯は「気虚」と「血虚」が同時に生じている状態である
「気血両虚(きけつりょうきょ)」証への基本処方といわれています。
気虚は生命エネルギーを意味する「気」が不足している体質で、
過労、不摂生、慢性疾患などで気を消耗するとこの状態になります。
血虚は人体に必要な血液や栄養を意味する「血」が不足している体質で、
偏食、胃腸機能の低下、出血、慢性疾患などによりこの状態になります。
気血を補う漢方薬として処方されることが多いそうです。
最後に、加味帰脾湯と人参養栄湯、それぞれ
どのような方が適するのか、まとめた図をいただきました。
是非、ご参照ください
処方ご希望の方は、診察の際医師へご相談ください
クラシエ薬品株式会社さんのHPには、
症状別に漢方薬をご紹介しているページがありました。
是非ご覧ください。
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