漢方薬は体質と症状に合わせて用います。
多くの場合は1~2ヶ月もあれば効果の判定ができますが、
体質改善を目的に使う場合は、2~3ヶ月以上の服用期間が必要になります。
参考までにアレルギーによく使われる代表的な漢方薬の一部を紹介します。
小青竜湯 しょうせいりゅうとう |
19 | 花粉症などアレルギー性鼻炎で、くしゃみを頻発したり、水のような鼻水が多く出るときに使います。 感冒や気管支ぜん息などにも効果があります。 |
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十味敗毒湯 じゅうみはいどくとう |
6 | 化膿傾向のある皮膚炎に広範囲に使用されます。 また、アレルギー性の湿疹やじんま疹をおこしやすい人の体質改善薬としてもよく使われます。にきびの漢方としても有名です。 |
消風散 しょうふうさん |
22 | 熱感があり、かゆみが強いアトピー性皮膚炎などに使います。 分泌物が多い場合に用いますが、逆に乾燥することもあります。 |
補中益気湯 ほちゅうえっきとう |
41 | 胃腸の働きを良くし、体力をつける効果があります。 胃腸が強くなることで免疫システムが強化されます。 子供から大人まで幅広く、アトピー性皮膚炎にも使用されます。 |
当帰飲子 とうきいんし |
86 | 肌が乾燥して分泌物の少ない湿疹や、痒みをともなっている湿疹に適しています。 |