肩こり・腰痛・背部痛は、非常に多くの人の悩みの種。
重たい・鈍い痛みで、こわばる・だるい・動かすと痛い、などの筋肉の痛みを伴います。
多くの場合、同じ姿勢をとり続けるなどの筋肉への負担が筋肉を収縮させて硬くしコリが生じます。
コリは欠陥を圧迫し、血行不良を招いて末梢神経を傷つけますが、
この末梢神経の傷や血行不良によって「痛み」が発生するのです。
更に「痛み」を感知した脳は、更にその部分の筋肉を収縮させるため、
コリや痛みは慢性化する傾向にあります。
ひどくなると、頭痛や吐き気、呼吸苦などを感じる人も…。
また、仕事や家事に支障が出たり、趣味などが楽しめなくなったりもします。
そうなる前に、早めに治療を受けましょう
当院では、セレコックス、リリカ(プレガバリン)という飲み薬、ノイロトロピン、
コンドロンというお薬の注射と、漢方薬によって治療を行っていきます。
治療は、健康保険の適応内で行えます。注射や投薬は医療行為です。
必ず医師の診察を受けていただき、医師と話し合って治療内容を決めていきます。
セレコックスは、分類的にはロキソニンやボルタレンと同じ類型に属するNSAIDs(消炎鎮痛薬)です。
しかし、痛みに関する酵素により選択的に作用するため、通常のNSAIDs(消炎鎮痛薬)に生じる胃腸障害や臓器障害がとても少ない新しいタイプの鎮痛薬です。
痛みを抑える効果も強いため、大変期待が寄せられているお薬です。
1日2回服用します。
リリカは、今までの痛み止めとはちょっと異なった疼痛治療薬です。
痛みを発する過剰に興奮した神経系に対して、各種の興奮性神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛作用を発揮します。
世界105の国と地域で承認されており、日本では2010年6月に満を持して発売されました。
2012年6月22日付で線維筋痛症に伴う疼痛にも保険適応されています。
1日2回服用します。
ノイロトロピンは、通常の消炎鎮痛薬(バファリン、ロキソニン、ボルタレンなど)とは全く異なる作用があり、痛みを感じる神経の感受性を低下させることで鎮痛効果を発揮する、痛みの治療薬です。
消炎鎮痛薬のように胃腸障害や臓器障害を起こすことはまずなく、安心して長期でも使用できます。
発売は古く、1976年から。
しかし、最近になって難治性の痛みに対する効果が高まることが分かり、注目を集めています。
飲み薬と注射があります。
●注 射
3mlを腕に皮下注射します。
当院では、注射の痛みが最小限になるよう、極細の注射針を使用しています。
ノイロトロピン注射の費用は、健康保険を使った3割負担で100円程度です。
(その他、診察料がかかります)
●飲み薬
. 1日2回服用します。
.
〇漢方薬
次の漢方薬が良く効きます。体質・症状により使い分けます。
名 称 | 番号 | パッケージ |
八味地黄丸 はちみじおうがん |
7 | |
桂枝加朮附湯 けいしかじゅつぶとう |
18 | |
防已黄耆湯 ぼういおうぎとう |
20 | |
疎経活血湯 そけいかっけつとう |
53 | |
牛車腎気丸 ごしゃじんきがん |
107 |
漢方薬にも、健康保険が使えます。
当院は院外処方です。お近くの薬局さんでお薬を受け取られてください。
【もくじ】
・「痛み」の種類
・肩こり・腰痛・背部痛
・脊柱管狭窄症(LCS)
・線維筋痛症
・心理的な原因の痛み
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