「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」は、神経の通り道である「脊柱管」が何らかの原因で狭くなり、腰痛やシビレ、歩行障害などを起こす病気です。
若年から高齢まで、あらゆる年代で発症する可能性がありますが、50歳以上の方に多くみられます。
脊柱管狭窄症の代表的な症状は、「腰痛」と「脚の痛みやシビレ」「歩行障害」です。
腰を反らせると脊柱管が狭くなるため痛みが強くなります。
反対に、前かがみになると楽になるのが特徴です。
痛みやシビレから趣味や余暇が楽しめなくなり、特に高齢者の場合は生活の質が低下しやすくなります。
当院では、主にプラセンタという注射薬、サインバルタという飲み薬や漢方薬によって
治療を行っていきます。
(その他、必要に応じてNSAIDsや鎮痛補助薬なども使用します)
当院の治療は、基本的に健康保険の適応内で行っていきますが、
脊柱管狭窄症の治療では保険外の治療もございます。
詳しくはお問い合わせください。(☎ 092-738-8733)
注射や投薬は医療行為です。
必ず医師の診察を受けていただき、医師と話し合って治療内容を決めていきます。
「プラセンタ」とは、「胎盤」のことを意味します。
胎盤は、1個の受精卵を、わずか10ヵ月の間に、約3kgまでに育て上げる、驚異的な働きを持ちます。
この「胎盤」から精製したプラセンタエキスを注射することで、身体を若々しい状態に戻していくことを狙います。
プラセンタ注射はもともと、更年期障害や肝機能障害の治療薬です。
しかし、脊柱管狭窄症の方にも効果が見込まれ、健康雑誌「わかさ」で紹介されて以降、多くの方が当院でも治療を受けられています。
当院では、注射の痛みが負担にならないよう、極細の注射針を使用しています。
日本では、プラセンタ製剤に脊柱管狭窄症の保険適応がなされていません。
そのため、脊柱管狭窄症の改善目的でプラセンタ注射を行う際は、健康保険が使えない「自費診療」になります。
費用は、プラセンタ注射1本で2160円(税込)です。
プラセンタについて、もっとよく知りたい方はここをクリック
プラセンタ療法とは
※プラセンタはもともと更年期障害や肝機能障害の治療薬ですが、脊柱管狭窄症にも効果がみられます。
サインバルタは、国内2番目のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)です。
セロトニン系とノルアドレナリン系の神経にだけ選択的に働くのが特徴です。
うつ病の治療薬として、「もっとも進化した第4世代の抗うつ薬」とされているお薬ですが、
慢性疼痛に対して、かなりの有効性が期待できます。
日本では2010年4月に発売された新しいお薬です。
1日1回服用します。
日本では、サインバルタに脊柱管狭窄症の保険適応がなされていません。
そのため、『痛みの為に気分が落込んだり、何もしたくない無気力な状態』に陥ってしまった方にのみ処方が可能となります。
次の漢方薬が良く効きます。体質・症状により使い分けます。
漢方薬は、健康保険が使えます。
名 称 | 番号 | パッケージ |
八味地黄丸 はちみじおうがん |
7 | |
桂枝加朮附湯 けいしかじゅつぶとう |
18 | |
防已黄耆湯 ぼういおうぎとう |
20 | |
疎経活血湯 そけいかっけつとう |
53 | |
牛車腎気丸 ごしゃじんきがん |
107 |
当院は院外処方です。
お近くの薬局さんでお薬を受け取られてください。
【もくじ】
・「痛み」の種類
・肩こり・腰痛・背部痛
・脊柱管狭窄症(LCS)
・線維筋痛症
・心理的な原因の痛み
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