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胎盤エキス注射使用者の献血禁止の件

患者様 各位


胎盤エキス注射使用者の献血禁止の件
 

各メディアで報道がありました通り、平成18年8月24日、厚生労働省はヒト胎盤エキスの注射剤(ラエンネック)を使用したことのある人の献血を禁止することを決定しました。10月上旬から実施の予定です。これは変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の輸血感染を防ぐための処置とのことです。

ただし、これはあくまでも「可能性が完全否定できないから」というリスクの回避の為の処置であり、この度、「感染例の報告があった」「感染のリスクが高まった」ということでは一切ありません。

報道記事にもある通り、厚生労働省も感染のリスクは極めて低いとしながらも、輸血の安全性を高める為の処置とのことです。加えて、ラエンネックは胎盤のドナーとなっていただく妊婦の段階から、海外渡航歴の管理をしております。例えば、1980年〜1996年の間に英国/フランスに1日以上の滞在が確認された場合は、その胎盤を使用いたしません。

このような胎盤収集の管理をしておりますので、一部の新聞報道にあるような「英国滞在経験者の胎盤がラエンネックに使われる」可能性はありません。ラエンネックは発売以来40年になりますが、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)感染例は当然のことながら皆無であり、今後もその可能性は極めて低いものと考えられます。

 

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