当院は心身相関を重視した医療を行っています。(`_´)ゞ いるつもりです。(^^♪
交感神経と副交感神経 喜怒哀楽による身体症状の変化 症状論的な陰と陽など 今起きている心の変化は体の変化に繋がっている、また反対の体の変化が心の変化を生じているなど 多面的な視点で患者さんをサポートしていかないといけないと思っています。
と言っても、心と体の関係の証明は難しいものです。
今回面白い記事を発見 !(^^)!
名古屋大学大学院医学系研究科統合生理学の片岡直也特任助教と中村和弘教授の研究グループは、 脳の中で心理や情動を処理する「心」の領域と「体」を調節する領域とをつなぐ「心身相関」の神経伝 達路を発見しました。 心理ストレスや情動が体の調節に影響を与え、さまざまな身体反応が生じる「心身相関」は広く知ら れています。しかし、脳の中で、ストレスや情動といった「心」の信号がどのようにして「体」を調節 する仕組みに作用するのかは大きな謎でした。 研究グループは、ラットを使った実験によって、心理ストレスや情動を処理する大脳皮質の中の DP/DTT(背側脚皮質/背側蓋紐)(注1)と呼ばれる領域から、生体調節に重要な交感神経系(注2)を制御す る視床下部へストレス信号を伝達する神経路を発見しました。 名古屋大学 プレスリリース記事より
心と体の神経路
DP/DTT(背側脚皮質/背側蓋紐)から視床下部へ信号を伝達していることが心身相関に繋がっている可能性がある!? そうですか?! そうなんですね!!
社交不安障害、パニック障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、心因性発熱などの方を診るときには理解が深まると思います。 しかし
心身相関の仕組みは解明されつつあっても、それを臨床の場(治療の場)に活かしてこそ患者さんに恩恵を届けられるのであって、これからも治療には心と体の関係を大切にして患者さんを診させて貰いたいと思います。