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花粉症の薬は眠たい? 

2023年の花粉症は特に辛いようですね。

九州地方はスギ花粉からヒノキ花粉に移行しつつありますが、
ヒノキに移行してもくしゃみ・鼻水・鼻づまりの症状が辛い人が多いようです。 

アレルギー性鼻炎の治療の基本は 抗ヒスタミン薬の服用と言われていますが、
抗ヒスタミン薬は眠気が気になる方も多いと思います。 

眠気が生じる薬は「自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること」と記載されているものが多いのですが、

眠気の副作用が少ないためパイロットが服用出来る抗ヒスタミン薬があります。

それは、第 2 世代抗ヒスタミン薬のなかで、

●フェキソフ ェナジン(アレグラ
●ロラタジン(クラリチン
●ビラスチン(ビラノア)

この3種類については、服用していた後も飛行が可能となっています。
また パイロットは点鼻薬や点眼薬も使用可能となっています。
抗ヒスタミン薬の眠気が気になる人は上記3種類のお薬、
もしくは点鼻薬(ステロイド点鼻薬)がお勧め!! 

当院で点鼻薬はナゾネックス(1日1回でOK)を特に推奨しています。 

また、病院で診察せずに薬局で購入出来る花粉症点鼻薬、OTC医薬品が数種類ありますが、

パブロン鼻炎アタックJL 

フルナーゼ点鼻薬

ナザール点鼻αAR

エージーアレルカットEXc これら4つはステロイド単独の点鼻薬です。

ベンザ鼻炎スプレーは血管収縮薬「テトラヒドロゾリン」を含む抗ヒスタミン薬の点鼻薬です。

ステロイド点鼻薬でないので安心と思って連用される方も多いようですが

実は、鼻づまりを一時的に解消する血管収縮薬の「テトラヒドロゾリン」や「ナファゾリン」
・鼻粘膜が腫脹して薬剤性鼻炎を起こす・うっ血性心不全を伴う悪性高血圧を起こす など、
多くの薬剤性疾患の原因になると言われています。
血管収縮薬は速効性がありますが、連用すると副作用が怖いのです。
リバウンド現象が起きる(連用すると薬が効かなくなる)ので注意が必要!! 

花粉の後には、黄砂・PM2.5 など春になって鼻がムズムズする原因が多いですね。

新型コロナウイルス対策のマスクは解禁になりましたが、
花粉症やアレルギー性鼻炎対策でのマスクはしばらく必要と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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