ためしてガッテンで紹介されていた新型鉄不足！！

最近　患者さんから　血液検査の希望が続いていました。

NHKのためしてガッテンで鉄欠乏性貧血の特集があったようです。

その中で１１～９０歳の女性３０００人を調べたある調査によると、
なんと半数の女性がフェリチン不足

フェリチンとは 生体内の鉄の貯蔵形態で、分子量約800kの蛋白質(アポフェチン）と鉄の複合体で血中のフェリチンは体内の鉄の貯蔵量の指標になるもの。

血清鉄が正常でもフェリチンが少ないと
隠れ鉄欠乏状態！！

(ヘモグロビンの鉄には、酸素を運ぶという生命の維持に不可欠な役割があるため、体内に入った鉄は、フェリチンよりもヘモグロビンに優先して回されるのです)

鉄分は食べ物から体内に吸収されると、体の中のさまざまな場所でフェリチンに貯蔵されますが、そのフェチリンの量をキチンと把握していないと新型鉄不足と言われる状態になる。

ためしてガッテンでは『フェリチンの鉄が不足していると、肌が荒れていても新しい細胞になかなか入れ替わらなかったり、病原菌から体を守る免疫細胞の数が減ってしまったり、脳の働きに欠かせないセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が不足してうつの症状や睡眠障害が出てしまう』と紹介している。

赤血球やヘモグロビンは正常で、貧血の症状がなくても疲れやすい、根気が続かない、うつが治らないといった症状が続く場合、フェリチン不足の可能性があります。

適切な食生活と正しい検査で健康を維持してもらいたいと思っております。


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