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糖尿病の診断基準が11年ぶりに改定されます。 

2010年6月26日 土曜日

5月27~29日に岡山で開催された第53回日本糖尿病学会で、糖尿病の新しい診断基準の概要と、本年7月1日に新基準を施行することが発表されました。!!!

 今回の新しい診断基準は前回の基準から11年ぶりに改訂されます。今回の改訂で、診断基準に「HbA1c 6.5%以上」(6.1%[JDS値])が追加されました!!
 従来の診断基準では、

空腹時血糖値126mg/dL以上

② 75g糖負荷試験で2時間値200mg/dL以上

随時血糖値200mg/dL以上――のいずれかが再現性を持って認められる場合に糖尿病と診断していたのですが 

HbA1cは検査が行いやすく慢性の高血糖状態をよりよく反映する指標として有用であることから、今回の改訂で、「補助的な項目」からより上位となる診断基準の1つとして取りあげられました。
 診断基準項目の1つとなったHbA1c値は6.5%以上(6.1%以上[JDS値])とされました。

当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんも多く、SASの方で糖尿病の疑いがある時など、1回の採血で診断が可能になり 患者さんの負担も軽くなります。 これは大きいことだと思います!!!

しかし 糖尿病は合併症も多い疾患で 診断が出来ても 
生活習慣の改善が重要です。

心筋梗塞 脳梗塞 網膜症 腎不全 末梢神経障害 糖尿病性壊疽 などの合併症が少なくなることを願っております。

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