うつ病の地域差

厚生労働省の患者調査から、うつ病患者数ランキングのデータをみました。　
都道府県別統計とランキングで見る県民性より

全国のうつ病患者数は104万人で、人口1万人あたりうつ病患者数は81.93人。
人口1万人あたりうつ病患者数が最も多いのは北海道で138.20人。以下、鳥取県、
島根県、京都府、群馬県と続いている。

一方、最も少ないのは岡山県で41.06人。だそうです。

これらのデータより、雪や気温との相関係数は、年間平均気温が-0.3817と弱い負の相関、年間雪日数が0.4116と弱い正の相関となっていて、平均気温が低く、雪が多い地域にうつ病患者が多い傾向があることが読み取れます。

大分大学の寺尾岳教授等は４７都道府県の緯度・経度と都道府県別の自殺率、年間平均気温、年間総日照時間、および経済的要因として、年間平均所得や年間平均失業率を調査して、その結果『年間総日照時間が少ないほど自殺率が有意に上昇することが判明した(2002年)』　と結論づけています。

確かに　季節性感情障害(冬季うつ病)の患者さんがここ福岡でも冬場は明らかに多く来院されています。

冬場でも朝しっかり起きて、太陽が昇ってなかったら　部屋の明かりをつけて、天気の良いお昼には日向ぼっこをすることが精神衛生上よいと言えます。

もうすぐ　春　これから日照時間が増えて、気分もうつうつ(+_+)　から　ウキウキ!(^^)!　になって欲しいものです。


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