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うつ病の陰に睡眠時無呼吸症候群

長い間うつ病の症状で治療を受けている方の中に、睡眠時無呼吸症候群も持たれている方が時々おられます。

キチンと抗うつ薬を服用しているのにうつ病の症状が長引いている熟睡感がない、体の疲れが取れない、朝の頭痛がある、日中の眠気、夜間にトイレで数回目が覚める・・・・

などの症状があれば一度、睡眠時無呼吸症候群かどうか?を疑うことも必要ですね!!

睡眠時無呼吸症候群は太った中年の病気と思われがちですが、アジア人は欧米に比べて 顔面骨格上気道が狭く、肥満がなくても睡眠時無呼吸症候群になりやすいといわれています。 顎(あご)が小さい人・舌が大きい人(長い人)も要注意です。  働き盛りの男性では10%前後に睡眠時無呼吸症候群に罹っているデータもあります。

また 寝酒(ナイトキャップ)をする人、アレルギー性鼻炎(鼻水、鼻づまり)の症状がある方、女性でも妊娠後体重が戻らない方、女性といえば閉経後の女性は特に睡眠時無呼吸症候群のリスクが急上昇するといわれています。

当院では簡易型終夜睡眠ポリグラフを持ち帰ってもらって、自宅で検査が出来ます。

睡眠の時間をきちんと確保しているのに疲れが取れない・周囲からいびきがうるさいと言われる・時々息が止まっているようだ・昼間の眠気がとても強い・・・

などの症状がある方は、一度ご相談されることをお勧めします。

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