たばこが健康に悪影響を与えることは明らかであり、禁煙はがん、循環 器病等の生活習慣病を予防する上で重要であるため、WHOが1988年に採択された決議WHA42.19で世界禁煙デーを毎年5月31日とすることが定められています。
日本では1992年(平成4年)より、5月31日から6月6日までの1週間が禁煙週間!!
日本での保険診療自体は2009年から開始されています。(当院はそれ以前の自費診療時代から禁煙治療に取り組んでいました!!!)
今年は4月から 禁煙治療の保険診療適応の一部緩和がありました。
とっても朗報です!!
保険診療の要件の一つ ブリンクマン指数が200以上であることが
2016年4月より35歳未満には200以下でも保険で診療を受けることが出来るように
なったのです。
(ブリンクマン指数とは - 健康と喫煙の関係を示す指数で「1日の喫煙本数×喫煙年数」で表される指数 例えば、一日の喫煙本数20本で8年の喫煙期間があれば20×8=160!!)
未成年時代からの喫煙歴の患者さんはどうしても、ブリンクマン指数が200を超えることは特別のヘビースモーカーでなければないのですが、倫理的な問題で未成年者からの喫煙者を治療対象にすべきか?と言った意見もありましたが、いや若い人ほどその後の健康被害が大きいので依存症の治療としては対象とするべき!との判断でこの4月から 35歳以下であればブリンクマン指数が200以下でも保険診療出来ます。
健康は人生の宝!! 喫煙から発生する様々な疾患(主に癌や呼吸器疾患)がない穏やかな人生を送ってもらいたいと願っております。
喫煙は依存症です、依存症は適切な専門医に相談することをお勧めします。