12月に入りましたね、日中も寒さも厳しくしばらく辛い季節かと思います。
そんな寒い時期になると憂うつな気分になる方も多いかもしれませんが、それは場合によっては冬季うつ病(季節性情動障害、SAD)かもしれません。
冬季うつ病の症状は、眠気、人間関係が億劫、何事にも集中できないなどがあります。
絶望感や自傷行為が頭をよぎるなど症状が深刻な人は専門家に相談すべきですが、そこまでではないけれど冬には気が滅入って仕方が無いという人には、以下が有効かもしれません。
・お外に散歩に行く
眼から入った日光が網膜を通して脳を刺激し、セロトニンという気分に影響する神経伝達物質が増強されます。光が少ないとセロトニンの分泌量は低下します。
また、暗くなるとメラトニンが分泌されて眠くなります。そのため、自然光に当たることで冬季うつ病の症状が軽減することが期待できます。
・週に三回、一回当たり30分間の運動をする
運動をすることでの健康への恩恵は様々なものがありますが、冬季うつ病にも有効です。
運動をすることによって、コルチゾールなどのストレスに反応して分泌されるホルモンが減少したり、またエンドルフィンという快楽物質が増加します。
うつ症状のある人の運動頻度が少ないという結果になった研究もあるので、うつの人は意図的に運動をするようにすると良いかもしれません。
・友人や家族と触れ合う。
人とのふれあいというのが一番大切なのかもしれません。
独居高齢者に限った話ですが、インターネットで他人と繋がることによってうつのリスクが33%減少するという結果になった研究もあります。
うつ病とははっきりとした症状が現れない分、なかなか自分では判断が難しい病気です。
悩んでいる方は相談しに来てくださいね。