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10月10日は世界メンタルヘルスデー 

10月10日は体育の日のイメージが強く残っていますが、世界メンタルヘルスデーの日でもあります。

世界メンタルヘルスデーはメンタルヘルスの問題に関する世間の意識や関心を高めて、偏見を無くし、
正しい知識を普及することを目的として国際デーとして各国が活動してるようです。

今年は新型コロナウイルスで2020年春から不安の中、自粛生活を余儀なくされています。人と交流することがやりづらくなったり、大人数での集まりが禁止されたり、外出制限などで運動不足からストレスを溜めている人が確実に多くなっています。運動することは単純にストレス発散だけでなく、脳内のセロトニンレベルをアップするので、メンタルへルスにはとても運動が重要なのですが、運動不足からのメンヘル悪化は大きな問題と言えると思います。 

クリニックでの日々の診療でもストレス関連疾患の方の受診が多くなっていることを実感しています。 また重症の方も多くなっている傾向はとても危惧しているところです。

それに若い人の受診が多くなってきています。頑張って勇気を出して受診されてきたのでしょう『こんな状況で頑張ってきて辛かったですね。』と声をかけると診察室で涙される方の数がとても多くなっています。深刻さを感じています。日本うつ病学会では24歳以下の患者さんではまずは抗うつ薬を使用せずに経過をみることが推奨されています、リスクとベネフィットを考慮しての開始となっています、が現状としては患者さんの重症度から初期からの抗うつ薬の開始も多くなっています。

ニューズウィーク日本語版より コロナ禍による将来展望の悪化が、若者のメンタルを蝕んでいる

ルンドベックジャパンの世界メンタルヘルスデーのホームページ 

 

新型コロナウイルスの渦の今だからこそメンタルヘルスに気を遣った生活を勧めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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