冬から春に移行するこの時期 じつは熱中症になっている人が多くなるのをご存知でしたか?
熱中症の発生件数は7月から8月が多いのは知られていることですが
この4月から5月も熱中症の患者さんは発生しているのです。
①まず人間は恒温動物です
常に体温を一定に温度を保っていますが 外気温が上がったり、体を動かしたりすると 体に熱がこもるようになりますが その対策として
Ⅰ汗を出して 気化熱により体を冷やす
Ⅱ体の表面から空気中に熱を逃がす 熱放散
のメカニズムで平常時は人の体温は36℃から37℃くらいに保たれています。
②春のこの時期の問題
冬の間は体の体温を冷やさないように 発汗を抑えたり、また末梢循環を閉じて熱放散を出来るだけ防いでいます、しかし 徐々に温かくなるにつれて体は 汗をかいたり 熱放散により今度は体温の上がりすぎを防ごうと 夏仕様の体に仕上げていきます。
今年の春は急に気温が上がったため この時期の熱中症のリスクもあるのです。
③どんな人が熱中症になりやすい?
高齢者と子供がまず注意!!
高齢者はⅠ体温調整機能 Ⅱ暑さを感じる能力 Ⅲ発汗機能などが低下して 熱がこもりやすく熱中症に注意
子供は汗腺の発達が未熟でうまく汗をかけず熱が体にこもりやすい。
また 手足が冷たい人は 末梢循環の流れが悪く 熱放散が不十分となり 熱がこもりやすい。
また 普段から運動してない人や肥満症の人 コーヒー紅茶、ビールなど利尿作用のある飲み物を沢山飲む人、屋外で仕事をしている人、厨房での仕事の人なども熱中症に注意です。
④筋肉を増やすと熱中症予防に効果的?
筋肉は貯水タンクと言われています。 人間の体の60-70%は水分です。筋肉は効率的に水分を蓄える臓器です。 筋肉は血液のポンプ作用もあり血液循環を促進しています。 筋肉があると全身に血液がめぐり 発汗を促し、体を冷やして熱がこもらないようにしています 。
筋肉を増やすことはとても重要です!!
これから夏に向けて 30分以上の有酸素運動を 1週間に3回以上やっておくと 暑熱馴化により 夏ばてしない、熱中症になりにくい 夏仕様の体になります!!
皆さん運動しましょう!! 私も2022年福岡トライアスロン大会に向けて準備しております!!
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