毎年、新しい生活が始まる4月から約1-2ヶ月過ぎ当たりの5月頃から、
心身の不調の訴えで来院される方が一定数いらっしゃいます。
通称 5月病と呼ばれています。
正式な医学病名ではありませんが、うつ病・うつ状態・適応障害・身体表現性障害などの診断に相当することが多いです。
COVID-19が始まって2020年2021年2022年 今までと違った生活スタイルになってきました。
コロナ禍で①マスクの着用 ②ソーシャルディスタンスの確保 ③オンライン会議やテレワークの推奨など 働き方や人との関わり方が大きく変わった3年間でした。
2023年そんな中 5月病はどの様に変わっていくのでしょうか?
2023年5月8日から新型コロナウイルスは感染症法上の位置づけが5類に移行されます。
それに伴い、
①外出制限がなくなります
②患者登録や健康観察等がなくなります
③治療費に自己負担が生じてきます
(抗ウイルス薬のゾコーバに関してはR5.9月までは政府での支払いの方向)
すでに マスクの着用は個人の判断となっていますが 街を歩いてみても半数以上の方がまだマスク着用を行っていますね。
2023年の5月はこのマスクギャップからくる活動群と非活動群に分かれて行くのではないか?と予想しています。
マスク装着を継続している方は健康に対する意識が高い方と思いますが、感染の不安を常に持って、人との交流、関わり方も控えめで消極的になっていると思われます。
また、マスクをすることで対人緊張、不安症状が緩和する効果があるため、
感染の不安はなくてもマスク継続する人もいると思います。
(実際に、当院の社会不安障害の患者さんでマスクで緊張緩和になったと多くの方が言われていました、そのためお薬の量が少なくなった方もいました)
一方脱マスクの方は 元々の活動レベルに戻っていくのだと思います。
仲間との飲み会、異業種交流会、様々な懇親会、観光旅行、地域活動、スポーツ大会などなど 元の生活に戻ってきて、活動することで脳内セロトニンレベルが活性化するし、セロトニンが強くなるとストレスに強くなる好循環に入っていくのではと思っています。
マスクギャップ!!
感染症の心配は新型コロナウイルスだけではありません
ライノウイルス
ヘルパンギーナ
手足口病(コクサッキーウイルス)
アデノウイルス
RSウイルス
ヒトメタニューモウイルス
パラインフルエンザウイルス
エンテロウイルス など感冒ウイルスがあります。
また、腸炎にウイルスも考えたらきりがありません。
基本的に免疫を強くするため、
①キチンと睡眠を取る(睡眠時間ではなく 睡眠覚醒リズムを意識する)
②適度な運動を続ける(週3回以上の30分以上の有酸素運動が免疫アップする)
③適切な食事
この2023年はこの3年間を教訓に、生活していきたいと思います。
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