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春バテになっていませんか?

‖ 春バテになっていませんか? ‖

季節の変わり目は心身の不調を訴える方が増えますね。

2023年今年の立春は2月4日でした。暦の上では春の始まりです。

3月と4月 毎年この時期は朝晩の寒暖差が激しい時期です。
また三寒四温の気候も多く。体調不良に陥りやすくなりますね。

1日の寒暖差が10度以上になると自律神経が不安定になる方が多くいらっしゃいます。

1:全身倦怠感

2:肩こりや頭痛

3:不眠症

4:めまい・耳鳴り・ザワザワ感・息苦しさ

5:情緒不安定 

などが 春バテでの代表的な症状と言われています。 

4月は環境の変化の時期でもあります。
新しい生活が始まる方や転勤などで新しい仕事を任される方、ご自身は異動がなくても上司や部下の異動などで新しい人間関係を構築し始める時期でもあります。

仕事内容のストレスや人間関係のストレスなどは1ヶ月を過ぎたあたりから、その環境に適応出来る人、適応出来ない人が分かれてきます。

続いて5月に入ると ゴールデンウィークが来ます。

元々休日明けは心身の不調を訴える方が一定数いますが(サザエさん症候群) ゴールデンウィークは長期間の休暇。
休みになって行楽疲れのまま出社する人、また睡眠覚醒リズムが崩れてしまった人。

春バテを引きずったままだと、5月病 6月病へと体の不調 プラス 心の不調も強くなってしまいます。

対策として…

①寒暖差対策

▶春時期のファッションは薄着になりがちなので、 外出時は、上着やカーディガン、ストールなどを持ち歩きましょう。 また、夜になると気温が下がる日もあるので 冷え対策として、カイロや温熱シートで 血流が多く流れている血管部分を温めましょう。

②入浴をしてリラックス!

▶入浴は冷えた身体を温めるだけでなく、 血流が良くなって乱れた自律神経の改善が期待できる効果もあります。 ポイントは 少しぬるめの38 度~40 度の湯船に 10 分~15 分入るのがベストです。

③適度な運動

▶30 分程度のウォーキングやジョギング、散歩。 適度な運動は体温上昇や血流が良くなるので冷え防止、 また、気分転換にもなるのでストレスの発散効果も期待できます。 筋トレやストレッチ、ヨガなどでも OK ですよ!  週3回の30分の有酸素運動を3ヶ月以上継続すると自律神経が強くなります。

④食事改善

▶基本中の基本、食事は1日3食しっかり摂りましょう!

特に朝の食事は積極的に摂りましょう。タンパク質とビタミンB6群、炭水化物を意識して摂取。

豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類、またごま・ピーナッツ・卵・バナナ 赤身魚(まぐろ・かつおなど )・肉(豚肉・鶏胸肉はトリプトファンが多い) 

睡眠覚醒リズムのスイッチは朝日と食事と言われています。

またしっかり 噛むことでセロトニンが強化され脳に安らぎを与えますし、 食事時間を確保することで心に余裕が生まれます。

⑤自律神経のツボ 

内関(ないかん):手首のしわから指3本分のところ
合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間
百会(ひゃくえ):頭のてっぺんにあるツボ。 

が3大ストレス対策のツボ!! 指で5秒かけてゆっくり押す→3秒止めてからゆっくり離すを3-5回ほど繰り返しましょう。 

 

日頃から 規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動 を意識して

健康な生活が続くように気をつけたいですね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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