昨今、私達はSNSやメディアの報道により、辛い出来事を目にすることが多くなりました。
そのような場面を見たことで、過剰な共感によって引き起こされる「共感疲労」というものをご存知でしょうか。共感疲労は心の健康に大きな影響を及ぼすリスクがあります。
今回はその仕組みや防ぐための方法についてご紹介します。
共感疲労とは…?
共感疲労とは、他人の感情や状況に強く共感しすぎることで、自身のエネルギーや心理的なリソースを消耗してしまう状態のことを指します。特に医療従事者や支援職など、他人の苦しみを日常的に受け止める職業の人々に影響が出やすいとされていますが、最近では一般の方にもその影響が出ていると言われます。
共感疲労の症状
共感疲労ではさまざまな症状が現れることがあります。
無力感や疲労感、感情の鈍さ、イライラ、集中力の低下などがその一例です。
そのまま放置しておくとより深刻な問題につながる可能性があります。
共感疲労を防ぐ方法
適切な境界線の設定: 共感することは大切ですが、他人の問題を自身のものとしすぎないように注意しましょう。適切な距離を保つことが大切です。
自己ケアの実践: 自身の健康を優先し、十分な休息や運動、栄養を摂るよう心がけましょう。ストレスを軽減するための方法を見つけることも重要です。
感情の整理: 共感する際に、自分の感情と相手の感情を分けて捉えるトレーニングを行うことで、感情のバランスを保つことができます。
専門家の支援: 必要であれば、心療内科や心理カウンセリングの専門家の支援を受けることも検討してください。専門的なアドバイスを得ることで、適切な対処方法を学ぶことができます。
共感疲労は私たちの心の健康に影響を及ぼすリスクがあります。
日常生活で他人と共感することは大切ですが、そのバランスを保つためには
自己ケアや適切な対処方法が重要です。
共感力を持ちつつ、心地よい精神状態を保つために、
ぜひこれらの方法を実践してみてください。
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