みなさん、暑熱馴化(しょねつじゅんか)という言葉をご存知ですか?
暑熱馴化とは、これから暑い季節を迎えますが、その暑さの環境に体を順応させることです。
九州地方では一般的に、3月~5月の春から初夏にさしかかる時期に
暑熱馴化を始める良いとされています。
この時期は気温が上昇し始め、徐々に暑さが増してくるため、
身体が暑さに適応するのに適しています。
ただし、九州地方は気候が温暖であり、比較的早い時期から暑い日が訪れることがあります。
そのため、地域の気象状況や個人の健康状態を考慮しながら、
穏やかな気温の日や時間帯に暑熱馴化を始めることが重要です。
①徐々に慣れる
暑い環境に長時間晒される前に、徐々に慣れるように努めます。
最初は少しずつ暑い場所に滞在し、徐々に時間を延ばしていきます。
②水分補給
水分補給は暑熱馴化の鍵です。
こまめに水分を摂取し、脱水症状を予防します。
水だけでなく、塩分やミネラルを含むスポーツドリンクも
有効です。
また、運動をした後のコップ一杯の牛乳
血液量が格段に増えるとの研究があります。
私は牛乳+甘酒のブレンド 1:1が大好きでお勧めです!!
特に甘酒は国菊の甘酒が大好物です(米麹と米のみから糖化させたストレートタイプの甘酒で、防腐剤や糖類は入っていません、甘酒には必須アミノ酸やブドウ糖が豊富に入っていて腸内環境を整え免疫を高める、飲む点滴と言われる代物です!!)
その他にも・・・
クエン酸(疲労の原因物質と言われる乳酸の生成を抑制する)
梅干し・レモン・グレープフルーツ・
ビタミンB1(不足すると糖質を分解することが出来ず疲れやすくなる)
豚肉・大豆・米ぬか
カリウム(汗をかくとナトリウムとともに排泄される 汗をかく時期には重要なミネラル)
野菜・果物・豆類・海藻 などもお忘れなく!!
③適切な服装
通気性の良い服装を選び、直射日光を遮る帽子やサングラスを着用します。
薄手の衣類を重ね着することで、汗を吸収しやすくすることも重要です。
④適度な運動
暑熱馴化の一環として、適度な運動を行います。
高温下での運動を推奨している人もいますが、
高温下での過度な運動は危険です。
熱中症のリスクを減らすために、涼しい時間帯や
室内での運動を選択することが重要です。
多忙すぎて運動が出来ない人は入浴で暑熱馴化をしましょう。
暑熱馴化としての入浴は42度くらいのやや高めの浴槽に10分、
もしくは41度で15分、
もしくは40度で20分の入浴がお勧め。
入浴後は10-15分の保温をし、そして水分補給を行いましょう。
⑤休息と冷却
暑い環境下では、適切な休息と冷却が必要です。
定期的に休憩をとり、クーラーの効いた場所に入ることで、体温を下げ、
疲労を軽減します。
⑥身体の信号を聞く
自身の体が暑さに適応しようとしているサインに注意しましょう。
頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れた場合は、直ちに涼しい場所に移動し、
水分補給を行います。
これらの方法を実践することで、暑熱馴化を安全かつ効果的に行うことができます。
健康状態や年齢など個人の条件によっては、
暑熱馴化を始める前に医師と相談することが重要です。
特に高齢者や基礎疾患を持つ人は、暑さに対するリスクが高まるため、
専門家のアドバイスを受けることが必要です。
これから夏に向けて、少しずつでも運動で汗を流すことから始めてみましょう!
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