トップ  > 病院長ブログ  > インフルエンザワクチンのブースター接種

インフルエンザワクチンのブースター接種

インフルエンザワクチンを2回打つと
ブースター効果がでます。
2回接種を一般的にブースター接種と呼んでいます。

 

ブースター効果とは

ブースター効果とは、
初回のワクチン接種(プライミング)によって
形成された免疫反応を強化するために、
追加で接種するワクチンによって得られる
免疫応答の向上を指します。

インフルエンザワクチンの場合、
以下のような特性があります。

  1. プライミングとブースト

    • 初回の接種で免疫系に
      インフルエンザウイルスの抗原を
      記憶させます。
    • 追加接種(2回目、または翌年の接種)
      によって、抗体価(免疫応答の指標)を
      高めることができます

      2回目のタイミングは
      1回目の1週間後から4週間後がベストです。
  2. 複数回接種による抗体価の増加

    • 幼児・高齢者など免疫機能が弱い層では、
      2回接種することで抗体価が
      大きく上昇することが報告されています。
    • 特に、ワクチン未接種者が
      初めて接種を受ける場合や、
      免疫力が低下している場合に有効です。
  3. 翌年の接種との相乗効果

    • インフルエンザウイルスの型が
      毎年変異するため、
      毎年の接種が推奨されます。
    • 前年度の接種がプライミング効果を果たし、
      翌年の接種でブースター効果が
      得られる場合があります。

 

 

 

 

 

 

 

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733