セロトニンは神経伝達物質の一つで、心の安定や幸福感に関与
トリプトファン(アミノ酸)
↓↓ (トリプトファン水酸化酵素)←鉄が必要!
5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)
↓↓ (脱炭酸酵素)
セロトニン(5-HT)
トリプトファン水酸化酵素の補因子として鉄(Fe²⁺)が不可欠
つまり、鉄不足=セロトニンの合成がうまくいかない
フェリチンが低いと、利用可能な鉄が足りず、脳内セロトニン量が減少
フェリチンは鉄を貯蔵するタンパク質
血中フェリチン値は、体内の鉄ストックの目安
フェリチンが低いと「隠れ貧血」状態にあり、鉄依存性酵素が働きにくくなる
気分の落ち込み、うつ状態
イライラ、不安、不眠
集中力低下、やる気が出ない
PMS(月経前症候群)の悪化
鉄欠乏とうつ症状の関係は複数の研究で示唆
特に女性や思春期、妊娠中に多く見られる
血中フェリチンが30ng/mL以下だと、セロトニン代謝が低下しやすいという報告もあり
(血中のフェリチンの目標値は100ng/mL)
ヘム鉄を含む食品(レバー、赤身肉、マグロ、貝類など)を積極的に摂る
吸収を助ける栄養素(ビタミンCと一緒に摂ると非ヘム鉄の吸収もUP)
ヘム鉄やフェリチンに効果的な製品
フェリチン値の目安:50〜100ng/mLを目指すと心身が安定しやすいとされる
不眠・抑うつ・PMSが改善しない場合、フェリチン値の測定が有効
ポイント | 説明 |
鉄はセロトニンの材料ではないが | その「合成酵素」の働きに不可欠 |
フェリチン低下 → 鉄不足 | → セロトニン合成の低下 |
結果 | 気分の落ち込み・不安・不眠などが起こりやすい |
セロトニン不足はうつ病の原因の一部ですが、
必ずしも全ての人に鉄不足が関与するわけではありません
ただし、フェリチン値が20ng/mL以下の人は、
メンタル不調と関係するケースが非常に多いため、血液検査での確認が推奨
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