ビリビリ・ジンジン・チクチク　

最近武田哲也さんが出ているコマーシャル

ビリビリ・ジンジン・チクチク こんな痛みが長く続いていませんか？　時々流れていますね！！

人間の痛みは

①切り傷や打撲によって起こる「炎症による痛み」

②神経が障害されることによる「神経の痛み」

③人間関係のストレスなどによって起こる「心理・社会的な要因による痛み」 の3つに大きく分けられると言われています。

ビリビリ・ジンジン・チクチクは　３つの中の②の神経の痛みの可能性があります。神経が圧迫されたりウイルスによって障害されたりして神経が傷つくことでおこる痛みで、神経が傷つくことによる痛みは神経障害性疼痛と表現されます。

その治療薬として　画期的な薬が日本でも使用されているのです。

当院で線維筋痛症の治験に参加していましたが、プレガバリン（商品名：リリカ）は神経障害性疼痛の治療薬でもあり、線維筋痛症にも効果が証明された薬でもあるのです。

プレガバリン（商品名：リリカ）は外国では神経障害性疼痛に対する第一選択薬として位置づけられています。

しかし　面白いことに　痛みの治療薬ですが、プレガバリン（リリカ)が情動予期課題の不快情動予期時において扁桃体の活動を抑制されたとの報告もあり、全般性不安障害や社交性不安障害に対する抗不安作用のある可能性がある薬剤と考えらているのです。

肝臓の代謝酵素によってほとんど代謝を受けず、主に腎臓から排泄されるため、薬物同士の相互作用が少ない薬ですが

注意しないといけない主な副作用としては投与初期に浮動性めまい（よろめくような、フワフワしためまい）や傾眠（眠たくなること）が一過性に見られます。少しずつ増量していくのが必要です。

慢性化した疼痛を持っていると気持ちも滅入ってきます。適切な治療で生活の質を高めてもらいたいと思っております。


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