先週の土曜日 九州医療センターの土橋卓也先生の『高血圧治療の最前線』を聴きに行ってきました。
高血圧治療のガイドラインを丁寧に、明快にお話していただき、大変感激しました。
高血圧症にならないためには、運動と減塩食 特に塩分の取りすぎは高血圧に大敵のようです、1日の食塩摂取量を6g以下 に・・・
数字で言われてもピンと来ないと思いますが、たとえば 即席カップめん 一人分に含まれる塩分は6.9g・・・がーーーん
ラーメン大好きな私にとって、1日塩分摂取量は軽く10gオーバーしていると思いました。 (ToT) (ToT)/
1~3ヶ月間 本人が努力して 生活習慣の改善でも血圧が正常にならないなら、お薬を・・・
『お薬を飲み始めたら一生飲まなくてはいけないから、飲みたくない・・・』との意見には 高血圧を放置していると確実に健康寿命が短くなるので、寝たきりや認知症で余生を過ごすことになりますよ・・・との怖いご指導・・
やはり 健康的な生活で一生を終えたいので、適切な食生活、それと運動!! 健康な時には健康の有り難さを忘れがちですが自分だけでなく周囲にも迷惑を掛けない様にも、健康管理は大切だと思いました。
昨今の高血圧症の薬物療法ですが、お薬には Ca拮抗薬・ARB・ACE阻害薬・β遮断薬・利尿薬・α遮断薬 など いくつかあります。
当然 患者さんに合わせて薬剤を使い分けているわけですが、Ca拮抗薬とARBとの併用、ARBと利尿薬との併用など 確実に血圧を下げるためには、1種類の高圧薬だけでなく、複数の薬剤を上手に組み合わせて治療することが今後の方向性になるのかな? と感じました。 最近の新発売の降圧薬のエックスフォージやコディオなどは複合型の降圧薬です。
皆さんも 減塩食・運動 習慣にして下さいね。