世界アルツハイマーデーは、毎年9月21日を中心に、世界各地で、そして日本全国で認知症について考え行動する日です。
アルツハイマー型認知症の研究は日々進歩していますが、危険因子というのが分かっています。
今からでも自分の生活を危険因子から遠ざける工夫が必要じゃないでしょうか?
ちなみに 危険因子として
・年齢→年齢は防ぎようがない・・
・家族歴→ご家族にアルツハイマーらしき人物がいなかったか? 知ることは大切
・ApoEe4などの遺伝子型→現時点 簡単に検査できるものではないので・・・
・高血圧→これは治せる病気です
・糖尿病→これは治せる病気です
・高脂血症→これは治せる病気です
・喫煙→これは治せる病気です
●食習慣
アルツハイマー型認知症の発症を抑制することがわかっている食物として
・魚(EPA・DHAなどの脂肪酸)の摂取
・野菜果物(ビタミンE・ビタミンC・βカロテンなど)の摂取
・赤ワイン(ポリフェノール)の摂取
たとえば、1 日に1 回以上魚を食べている人の場合と比べて、
ほとんど魚を食べない人は、アルツハイマー型認知症の発症の危険が約5 倍であるというデータがあります。
●運動習慣
運動、特に、有酸素運動によって高血圧やコレステロールのレベルが下がり、脳血流量が増すことで、アルツハイマー型認知症の発症の危険が下がります。普通の歩行速度をこえる運動強度で週3回以上運動すると、全く運動しない場合と比べて、発症の危険が半分になるという研究結果もでています。
●喫煙は、発症の危険性を高める。自らタバコを吸う(能動喫煙)だけではなく、非喫煙者であってもタバコから出る有毒物質(受動喫煙)の影響を受け発症率が高まる
→10月から値段も上がります、是非 禁煙しましょう!!
●知的生活習慣
・テレビ・ラジオの視聴・・トランプ・チェスなどのゲーム・読書・・楽器の演奏
・ダンスなど。 これらの活動をよく行う人は、発症の危険が減少するといわれます。
→何歳になっても興味や関心は脳を刺激するようです!!
●睡眠不足との関連 アルツハイマー病の原因として、脳内でのアミロイドベータ (Aβ) の蓄積が考えるれているが、
アメリカワシントン大学などの研究チームの、2009年に行ったマウスを使った実験で、睡眠不足とアミロイドベータ (Aβ)の関係を明らかにした。
- 高学歴の人は進行が早い(発症しにくいが、一旦発症すると進行が早いとのこと)
- 1時間以上昼寝をする人は発症しやすい(昼寝は30分以内にすればアルツハイマー病の予防になる) というデータもあります。・・・
高齢者の方がこれから 日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる『健康寿命』を伸ばすことが出来たらと思います。