先日 院内での勉強会がありました。
アイさくらクリニックでは スタッフも交えて、定期的に勉強会をしています。
今回は 第一三共株式会社から発売されたばかりの 『イナビル』というお薬。
A型B型インフルエンザ、その両方ともに効果が期待されるお薬。
1回吸入するのみの画期的な新薬です。 開発は日本で行われました、現時点(2010.10月)では日本でのみ使用されているお薬です。利便性や服薬コンプライアンスが期待されます。
2010.1月に発売された塩野義製薬の『ラピアクタ』も1回の治療ですが
点滴での治療です。
治験には私も尊敬する、インフルエンザ治療の権威の先生、原土井病院の池松秀之先生も参加されておりましたので、治療効果にはとても期待しております。
インフルエンザは流行すれば、とても恐ろしい疾患です。
今年のインフルエンザワクチンは混合ワクチンで新型と季節性(A型・B型)の3種類の予防効果がありますが、もし感染してしまったら、インフルエンザウイルスは増殖スピードが速いので、早期の治療が必要です。
感染しないことが重要ですが、もしインフルエンザに罹ってしまったら、早期の治療をお勧めします。
マスク、うがい、手洗い、十分な睡眠、規則正しい生活 なども心掛けたいです。