先日 ムコダインというお薬の勉強会がありました。
ムコダインは1981年(昭和56年)に発売された古いお薬ですが、現在も使用され続けています、むしろインフルエンザやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんにも心強い治療薬として使用頻度が増えています。 ※COPDは、タバコなどの有害な空気を吸い込むことによって、肺や気道に慢性の炎症が起こり、進行性の気流制限 を呈する疾患でございます。 その結果、空気の出し入れがうまくいかなくなるので、通常の呼吸ができなくなり、息切れが起こります。 長期間にわたる喫煙習慣が主な原因であることから、COPDは“肺の生活習慣病”といわれています。
ムコダインの作用は気道クリーニング作用!!
気道クリーニング作用とは線毛修復促進作用、粘液調整作用、粘膜修復作用などによって、障害時の気道粘膜をクリーニングし、正常な気道粘膜に近づけます。
呼吸器感染症の3大起炎菌のモラクセラ・カタラーリス、インフルエンザ菌、肺炎球菌についても 細菌付着抑制効果が認められています。
風邪を引いたら、まずは自分の免疫力が勝負ですが、インフルエンザなどのウイルス感染抑制作用もあるようで、これから風邪のシーズンには心強いものですね。
まずは うがい・マスク・手洗いの励行と日ごろの規則正しい生活が基本です。