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社交不安障害 仕事への影響が大

2013年2月2~3日に第五回日本不安障害学会が札幌市で行われました。

リンク先は存在しないので省かせていただきました。

不安障害の中の一つに 社交不安障害(社会不安障害)がありますが、この人との交流に強い不安や恐怖心を抱く「社交不安障害」と呼ばれる病気について、治療の課題などを議論されました。「働き盛りの患者が目立ち、仕事への影響が大きい」など、患者の厳しい状況の報告がこの第五回日本不安障害学会でもありました。

社交不安障害(社会不安障害)は疫学調査で不安障害の中でも最も有病率が高いことが示唆されていますがこれまで 『無視されていた不安障害』 と呼ばれていました。

今回の学会でも発表者から

症状が現れる平均年齢は18歳ですが、実際に治療を受ける平均年齢は30歳を超えている」と指摘し、「病気ではなく性格の問題、と誤解されて治療が遅れるケースが出てきていることを報告しました。
参加した研究者によりますと、患者は働き盛りの人が多く、4割以上が仕事をやめたり休んだりしているということです。

治療方法は薬物療法を柱に行われています。

治療を通して、マイナス思考の考え方や行動を変える認知行動療法も効果を挙げていることが報告されました。

当院でも少しでも社交不安障害(社会不安障害)の方の治療のお手伝いが出来るように頑張っております。

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