第５２回　日本心身医学会九州地方会

2013年2月9日と10日

九州大学百年講堂で第５２回日本心身医学会九州地方が行われます。

９日のシンポジウムは　生きる痛みへの心身医学的アプローチ：慢性疼痛をどう治療するか？

10日のシンポジウムは　日常診療における睡眠障害

どちらも興味がある分野です。

特に　慢性疼痛　は　心理社会的要因、または心理社会的要因と身体要因の両方が疼痛の発症、持続または悪化、重症度に重要な役割をはたしている(心身症診断・治療ガイドライン2006)という病態の捉え方があるので、私たち心療内科や精神科での治療の貢献が出来るものと思っております。

実際　抗うつ薬は慢性疼痛に対して著効するケースもあります。　SSRIやSNRI　また　昔から使用されていた三環系抗うつ薬なども効果的です。

慢性疼痛に対して、認知行動療法も行われるようになっていると聞きます。

慢性化した難治性の疼痛には　痛みに対する認知について疼痛制御感、自己効力感、恐怖回路感、コーピングに関する形式と戦略を評価する必要があると、野上病院の　長井信篤先生が言われています。

もっと勉強していかねば・・・と思うこの頃です。！！


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