院内でのお勉強会!! 今回は 皆で高尿酸血症関連の勉強会を行いました!!
帝人の穴井さん 有難うございました。
高尿酸血症 一般的には 痛風発作が引き起こされるのもとして知られていると思いますが。 高尿酸血症を放置すると、痛風発作以外にも、痛風結節、尿路結石、痛風腎などの症状が引き起こされます。
尿酸とは、生体内における「プリン体」という物質の最終的な代謝産物です。 細胞の新陳代謝の老廃物であり、エネルギーの燃えかすともいえます。
プリン体は肉類・魚介類に多く含まれます、ビールに多いのも有名ですが、アルコールは全般的に含まれていますので、高尿酸血症と診断されたらアルコールを含めた食生活の見直しが必要となります。 最近ではプリン体の少ない発泡酒が
増えていますよね!
この高尿酸血症の患者の98%が男性。 発症年齢のピークは30歳代で、若年化の傾向にあると言われていますが、高尿酸血症は痛風発作は尿路結石を引き起こすだけでなく、 腎障害や肥満、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の合併を招き、動脈硬化が進行し、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)や脳血管障害(脳卒中)のリスクが高くなると考えられています。
今まで尿酸の生成抑制型のお薬としてザイロリックがありますが、1日1回の服用で 副作用の点でもすぐれている フェブリクという新薬がH23年5月17日
発売になりました。
生活習慣病はそれこそ 生活を見直すことが重要ですが、脳梗塞や心筋梗塞などの怖い病気を誘発することを考えればまず服薬により 尿酸値7 mg/dL以下を維持することは大切な事だと思います。 高尿酸血症を気にされている方ご相談を!!