トップ  > 病院長ブログ  > 入浴中の死亡事故

入浴中の死亡事故

一日の終わりの入浴!!私はラベンダーの入浴剤がお気に入り!! !(^^)! !(^^)!

日本の浴槽に浸かる習慣は最高ですが、冬期になると入浴時の死亡及び事故の報告が増加する傾向が以前より指摘され、最近増加の傾向があるようですね。

昨年、厚生労働省は、お風呂場での死亡事故を防ぐため予防策の検討を行っていると発表。『冬期になると入浴時の死亡及び事故の報告が増加する傾向があり、その多くは高齢者となっている。この事態について日本ならではの「浴槽に浸かる」という習慣にもとづく生活習慣病として捉えるとし、まずは実態調査を行って予防策の検討に入る見通し。

厚生労働省はこの件について研究班を発足し、3都県(東京都・山形県・佐賀県)へ協力依頼と行っているという。

原因に入浴が関係する死亡例や運搬例といったデータを収集し、死亡やその後の回復までの治療経過などを分析・検証する予定。また日本の北部と南部、あるいは都市部と地方とで地域差が見られないかなども調査によって検証される。

厚生労働省が行った人口動態調査によれば、2001年に3,001名が浴槽内で溺死しているという。

しかし2011年では、この死亡例が4,554名へ増加。その背景として高齢化の進行が考えられており、この4,554名のうち90%近くが65歳以上の高齢者だった。とのこと・・・

東京都健康長寿医療センターホームページより

 

対策として、

1.高齢者の方の一番風呂は避けること

2. 湯温は39~41℃くらいで長湯をしない

3. 脱衣場や浴室の室温が低くならない工夫をする

4.入浴後の声掛け

5. 食事直後や深夜に入浴しない

6. 気温の低い日は夜早めに入浴する

7. 心肺の慢性疾患や高血圧症をもつ人では半身浴が望ましい  などなど

気をつけたいですね!!

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733