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冬季うつ病(季節性感情障害)

毎日寒い日が続きますが、日照時間が短く、照度が弱くなるこの時期、不調を感じたり、気が滅入ったりすることはよくあると思います。

しかし、それは冬季に発症するうつ病の一種、季節性情動障害(Seasonal Affective Disorder SAD)の徴候の可能性大!!

季節性感情障害(SAD)は米国人の5人に1人の割合でみられ、75%が女性と言われています。

うつ状態の程度は比較的軽度ですが、何となく憂うつ、悲哀感、意欲の低下、日中や夕方の眠気、睡眠時間の延長、過食、糖質・炭水化物に対する渇望、体重増加といった症状。

春が待ち遠しくなりますが、対策として

しっかり朝日を浴びること 日光は、目から入って脳を刺激し、気分に影響を及ぼす神経伝達物質のセロトニンの産生がアップします。

2:体を動かす、抗重力筋(起立筋)を使っての運動、1日30分程度のジョギング程度の有酸素運動が効果的!! 週3-4回はやりましょう!!

3:一日一度は外に出て、友人・家族などと しっかりおしゃべり、おしゃべりすることも脳を刺激するといわれています。

4:特に炭水化物(甘いもの)が欲しくなりますが、栄養バランスを考えて食事をすること

5:眠気を感じやすくなるといわれていますが、お昼寝をするとしても 午後の1時から3時の間に30分以内の仮眠程度にしましょう。

(温かいコーヒー・紅茶などカフェイン入り飲み物を飲んでから寝ると目覚めたころカフェインの効果が出てきますのですっきりします)

あと数か月で春が来ます!! それまでの我慢です!!

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