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イップス  精神的原因での動作障害

2011年10月17日 月曜日

2011年10月16日 ゴルフの日本オープンが行われました。

結局 韓国のベ・サンムンが逆転優勝したようですが、前日首位だった佐藤信人(41)=ミズノ=は3位という結果。 

優勝の結果より 佐藤信人の記事を見て感動しました。 私は佐藤信人(41)プロを知らなかったのですが、イップスでスランプに陥り このトーナメントで見事復活したようですね。 

イップスとは精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害です。本来はショートパット恐怖症などのゴルフ用語でしたが、現在では他のスポーツでも使われています。  ゴルフ以外 テニスやオージーフットボール、クリケット、野球、サッカー、弓道、アーチェリー、ダーツなど ここ一番という時の動作で通常の筋肉動作が上手く出来ず大きな失敗となってしまうものです。  

社会・社交不安障害の治療で、緊張場面での振戦に悩んでいる方はとても多く、スポーツの時の症状の方も当院には通院されております。 緊張場面での交感神経の過緊張からくる振戦、それで一度失敗してしまうと、体と心が覚えて、また失敗するのではないか? 精神交互作用から 悪循環に陥ってしまいます。

イップスの原因は社会不安障害の一症状のこともありますが、局所ジストニアのこともあるので専門医への相談が必要です。

いづれにせよ、失敗体験は自尊感情を傷つけ、無意識レベルで交感神経の過緊張から実際の体の反応でスポーツや仕事などで支障をきたしてしまいます。 

悩んでいる人々が心身ともに健康でありつづけるため 少しでもお手伝いを続けて行きたいと思います。

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