うつ病「見える化」診断光トポグラフィー検査

2011年10月11日火曜日

○「光トポグラフィー検査」についてお問合せが多数寄せられておりますが、
当院では行っておりません。

　　検査を行っている施設のリストは、右のリンクボタンをクリックし、番号「75」の区分を
ご覧ください。

初回の診察で患者さんが　会社から診断書を持ってくるように言われたので・・・
と　初診のその日に診断書の発行申し込みをされるケースは多々あります。　

しかし　医療全般に言えることですが、十分な問診・検査・治療の経過など総合的に判断して診断書を発行しなければいけません。　初診時の問診のみでうつ病の重症度・治療の反応性までの予見は難しいものです。診断書によってはその人の仕事の内容が変わったり、
その人の人生の岐路を左右することになりますのでなおさら慎重にならざるを得ません。

そんな中　光トポグラフィー検査でうつ病「見える病気」に！　こんな記事を見ました。

この「光トポグラフィー検査」はヘッドギアを装着し、
脳内の血流を調べることでうつ病を見えるように診断することを目指した装置です。

検査自体は２０分くらいで終わるそうです。

診断補助という位置づけであり、この光トポグラフィー検査だけでうつ病を診断できるものではありません、ただ、問診以外の診断方法に、脳内の状態を客観的に「見る」ことが出来るという方法が加わったのは大きなことです。この光トポグラフィー検査は先進医療扱いで健康保険もきかず、限られた病院でしか出来ないのですが(７５参照)、うつ病の増加が今後も危惧される中　医療の基本は問診とは思いますが、医療の進歩にも期待したいものです。

追加・・・問診以外の補助診断として今年8月末に、山脇成人教授（精神神経医科学）らの研究グループが、「うつ病診断の有力バイオマーカー候補を発見」と発表しています。
うつ病の診断に、脳細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子の働き具合を指標とする
新しい方法を開発しています、採血をして２日後にほぼ確実にうつ病のが診断
出来るようです。！！色々な研究がなされているのですね！！今後に期待です・・・。　　　


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