院内勉強会　禁煙外来　チャンピックス　

2014年6月13日金曜日

本日は　ファイザー製薬のお薬　チャンピックスのお勉強会がありました。

ファイザー製薬の高橋さん有難うございました。

当院では2006年に禁煙外来が保険適応になる以前より （自費診療の時から)禁煙外来を行っております。　(喫煙はWHOの分類では精神疾患に含まれています。 F17精神作用物質使用による精神および行動の障害 なのです)

当初は　ニコチンパッチ(ノバルティスファーマ社のニコチネルTTS)が禁煙外来の中心でしたが、バレニクリン (Varenicline)　商品名チャンピックス が2008年1月に製造販売承認を取得し2008年4月に保険適用されてから、禁煙外来の状況は一変しました。

世界初のニコチン受容体パーシャルアゴニストであるチャンピックスは、ニコチンガムやニコチンテープのニコチン置換療法とは全く違う新しいお薬でした！！

通常タバコを吸うとニコチンが脳の神経細胞を刺激してドパミンを放出させるのをチャンピックスはニコチンが神経細胞に刺激を加えるのをブロックしながら、チャンピックスの刺激で少しだけドパミンを放出させるというもの。　チャンピックスを飲むことでタバコを吸っても吸ってもドパミンが少しだけしか放出されないので、タバコ自体あまり美味しく感じなくなるように仕向けるお薬！！

今回の話で　チャンピックスを使用した禁煙治療によって抑うつ症状が軽減した！！とのデータが印象的でした。

大うつ病の既往の有無にかかわらず、禁煙開始後21日には抑うつ症状のスコアは有意に低下し、禁煙開始後3ヵ月においても、低下したスコアが維持されたとのデータを見せてもらいました。

禁煙して　心も体もすっきりするなら　とってもいいこと！！

皆さん　チャンピックスを服用して禁煙チャレンジしませんか？


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