漢方薬を保険適用から外す動きが国に見られるとして反対声明を出している日本臨床漢方医会は2015年9月8日、反対活動に賛意を示す患者の声をホームページで公表しております。
日本臨床漢方医会と日本東洋医学会は、内閣府や財務省の会議で漢方薬と保険給付制限に関する議論が見られるとして反対声明を発表しました。
漢方薬も立派な治療薬です。漢方薬(エキス薬と煎じ薬、丸薬ともに)で心身の健康を維持できている方は大勢いらっしゃいます。
当院でもSSRIやSNRI、NaSSAなどの西洋薬とともに漢方薬(エキス・煎じ薬・丸薬)も人に合わせて治療に使用し、キチンと効果を実証しております。
アルコール飲酒やたばこ喫煙を18歳に引き下げる動きの次には漢方薬を保険から外す動き?! 心と体の健康を考える上では理解出来ない話です。
2012年には栄養補給目的の「ビタミン剤」が、
2014年には「うがい薬」の単体での処方が保険の対象外となってます。
2015年6月には湿布薬も保険から外す動きもありました。
今年
2015年10月から始まるマイナンバー制度
マイナンバーで医療費削減効果も考えている様です。
それは無駄な医療費の削減にもつなげる効果、たとえば、二重投薬がなくなれば、1兆円規模の削減となる試算もあるとのこと、無駄を削減するのは納得出来ますが、適切な医療が保険診療で受けられなくなるのは困ります。
国の財源の問題もあるかとは思いますが注視していきたいと思います。