日本ではニッキという名称で古くから飴や和菓子に用いられているシナモン。
今ではクッキーやコーヒーに入れる方もいるかも知れませんね。
漢方でも桂枝・桂皮として身体を温める作用があるといわれています。
そんな、身近なシナモンに血糖値を下げる作用があることが分かりました。
スリランカのペラデニア大学の発表によると、計10の臨床試験と複数の動物実験のデータを調査した結果
空腹時血糖値・食後血糖値・HbA1cの改善が見られたとの報告でした!!
このメカニズムについてはまだ分かっていませんが、主にインスリン抵抗性の改善や腸での糖吸収遅延作用ではないかと結論づけています。
しかし、シナモンには種類があり、研究の多くに使用されていたカシア・シナモンには、「クマリン」という肝毒性・発がん性物質が含まれていることも懸念されています。
日本でもその調査が行われており、カシア・シナモンよりセイロン・シナモンの方がクマリン含有量が少ないと報告されています。
ちなみに一日の許容量とは、クッキーで約147枚、生八つ橋では約29個となり、
普段の日常生活で一日の許容量を超えることはないと思われますので、そこまで神経質になる必要はなさそうです。
せっかくならセイロン・シナモンを意識して摂る方が良いようですね。
出典元:
・最新医療ニュース
URL:http://kenkounews.rotala-wallichii.com/cinnamon_reduces_blood-sugar-level3/
・シナモン含有食品中のクマリンの実態調査(東京都健康安全研究センター広域監視部)
URL:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouka/files/20hyouka2-siryo2-3.pdf