トップ  > 病院長ブログ  > 韓国ドラマ『ザ・グローリー』Netflixオリジナルドラマを観て

韓国ドラマ『ザ・グローリー』Netflixオリジナルドラマを観て

韓国ドラマ『ザ・グローリー』は
2022年に配信された
Netflixオリジナルドラマです。

配信後、数週間にわたり
Netflixの「非英語圏ドラマ」ランキングで
トップをキープしたようですね!

1話を観てしまったら
そのままずるずると引き込まれる
ストーリー展開!!



~簡単なあらすじ~

主人公のムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)は、
高校時代に同級生たちから過酷ないじめを受け、
身体的・精神的に深い傷を負います。

いじめのリーダーは裕福な家庭の娘、パクヨンジンです。
彼女のグループ(5人)はドンウンに
容赦ない暴力を加えました。

このいじめの結果、ドンウンは学校を退学し、
未来の希望をすべて失います。

しかし、絶望の中でドンウンは
自分の人生をいじめの加害者たちへの
復讐に捧げることを決意します。
その後成人となり復讐を着実に実行、
遂行していくドラマです。

複雑性PTSDという概念があります。
それは心的外傷後ストレス障害(PTSD)の一種で、
特に長期間にわたる反復的なトラウマ体験に
関連して発生します。
従来のPTSDとは少々異なり、
トラウマが単一の出来事ではなく、
持続的で逃れることが困難な状況
(虐待、いじめ、拘束、戦争など)に
関連していることが特徴です。

PTSDと複雑性PTSDの違い

特徴 PTSD 複雑性PTSD
トラウマの
種類
単発的な出来事
(交通事故、災害など)
長期間にわたる
反復的なトラウマ体験
感情調節 比較的少ない問題 深刻な感情調節の困難
対人関係 孤立や回避 他者への不信感や
関係構築の困難
治療の
アプローチ
単発的なトラウマに
焦点を当てる治療法
包括的で長期的な
治療が必要


主人公のムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)は
作中、PTSDの症状としてのフラッシュバック(再体験)の
症状や過覚醒症状は表現されていましたが、
思考回避、感情の麻痺、感情調節の困難さなどはみられず、
むしろ数十年にわたり復讐計画を立て、
緻密に復讐の準備、復讐の遂行を果たしていきます。

ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)の心の強さ故なのか?
復讐心がそうさせているのか?

また心の回復と人間の成長も描かれています。
復讐と正義は両立するか?
彼女の行動が倫理的にはどう評価されるかは別として
学生時代のいじめ問題が
被害者の人生に大きな影響を与えることを
問題提示していると感じました。 

 

韓国ドラマ面白いですね!! 
ソン・ヘギョさんの演技に魅力を感じ
次はまったく違う2018年に放送された
ロマンティックメロドラマで、
主演ソン・ヘギョさんとパク・ボゴムさんの
ボーイフレンド』を観ています!!

これもハマってしまっています。。。
 

 

 

 

 

 

 

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733