生活の中に大きな不安材料やストレスがあると、交感神経の働きが活発になり、脳が過緊張状態になります。そのことで、睡眠のリズムに乱れが生じて不眠が起こりやすくなるのです。
元々睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、90分周期でこの2つが交互に訪れて睡眠のリズムをつくります。
レム睡眠では、夢を見ています、体の力は抜けていますが、脳が働いています。レム睡眠の時、記憶の整理をしていると考えられています。
一方、ノンレム睡眠では、脳は完全に休んでいます。
私たちが眠りにつくと、まずノンレム睡眠が現れ、その後にレム睡眠が現れます。
ストレス状態では、この睡眠のリズムが乱れ、ノンレム睡眠が減り、レム睡眠が増えます。寝つきにくいだけでない、熟睡できないことも多くなります。
眠りを妨げているストレスから開放されても、「また眠れないのではないか」などの不安から、慢性的な不眠に陥ってしまうことがあります。
1週間に3日以上の不眠が続く場合は、「慢性不眠」と考えられます。
質のよい睡眠がきちんと確保出来ない時には
専門医にご相談されることをお薦めします!!