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『脳脊髄液減少症』という病気

2010年9月27日 月曜日

脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)
という病気をご存知でしょうか?

医療の現場でもあまり認知されていない病気です。当院で確定診断が出来る疾患ではないのですが、交通事故スポーツ中の転倒など、身体に受けた衝撃髄液が漏れ神経機能が低下する病気です。

以前  *『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』*『報道ステーション』でも紹介されていました。  *リンク先は存在しないので省かせていただきました

はっきり診断されないまま、心療内科や精神科の外来にも
受診されていると思われます。

慢性的な頭痛やめまい・吐き気・疼痛などの症状は社会心理的要素からも神経系のバランスを崩し、神経症やうつ状態やうつ病などを合併してしまいますが、痛みが取れると神経症やうつなどの精神症状は回復する可能性があります。

しかし効果的な治療 『ブラッドパッチ』をして髄液の漏れが止まっても3割の方は症状が改善しないようで、疾患の解明が待たれます。
(診断のガイドラインもまだ出来ていません)

福岡でこの疾患に詳しい病院はまだまだ少ないです。

脱水は脳脊髄液減少症の症状を悪化すると言われていますが、今年は猛暑でしたから脳脊髄液減少症の患者さんにはつらかったと思います。

現在の医療でも解明出来ていない疾患はたくさんあります。

心と体の健康 それが大切だと思います。

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