トップ  > 病院長ブログ  > 睡眠時無呼吸症候群と成長ホルモン

睡眠時無呼吸症候群と成長ホルモン

2010年11月25日 木曜日

睡眠時無呼吸症候群とは読んで字のごとく「睡眠時」に「無呼吸」となる病気です。 Sleep Apnea Syndrome (SAS サス)と呼びます。

「無呼吸」とは10秒以上の呼吸停止で、この無呼吸が1時間に5回以上または7時間の睡眠中に30回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

SASの診断は自宅で出来る簡易検査(簡易ポリグラフ検査)と入院して行う検査(フルポリグラフ検査)があります。  リンク先は存在しないので省かせていただきました

当院で行える検査は簡易ポリグラフ検査のみですが、これは自宅で出来る利点があります。正確なデータを求めるならやはりフルポリグラフ検査だと思いますが、睡眠時無呼吸症候群が心配な方で病院へ入院する時間がないようならご一度ご相談ください。

SASの怖いところは、高血圧や糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞の発症率が高くなることと、

成長ホルモンの分泌が低くなるために、ますます肥満体質が増強され、結果

いびき→無呼吸→成長ホルモン分泌低下→肥満悪化 すると いびき↑でまた無呼吸が↑ 

  まさに肥満スパイラルに陥ってしまうことです。

成長ホルモンは 小児にだけ分泌されるホルモンではなく、大人でも分泌されて、体のメンテナンスに利用されています。新陳代謝や脂肪分解に関係するホルモンでアンチエイジングの分野でも注目されているホルモンです。

若々しい体と健康年齢を維持するためには、正しい睡眠が基本だと思っています。

〒 810-0001

福岡市中央区天神1丁目2-12 メットライフ天神ビル4階 (2016年10月1日から天神122ビル→メットライフ天神ビルに変更 2017年10月1日で併記(移行)期間終了)

TEL:092-738-8733