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プラセンタ(胎盤)療法 

2011年1月21日 金曜日

プラセンタ療法 今では 認知度が高くなっていますが、私が開業した 2001年(平成13年)頃は まだ プラセンタ療法を行っているクリニックが少なく、当初は 『一つの治療薬で特別なものではないのでは?』 と プラセンタ療法には特に関心を持っていませんでした。

私が勤務していた病院で 慢性肝炎の患者さんにラエンネックを注射をしている方が、肝機能も改善し、体調がとてもよくなっている方がいました。

そんなことからプラセンタ療法に関心が沸き、古くから胎盤療法を実践してる病院を紹介してもらい、お話を聞かせてもらいに行きました。

田川にある原外科医院 です。

そこは胎盤の埋没療法を実践されているところで、遠くから埋没療法を受けに来る患者さんがクリニックの待合室一杯にいました。 

通院されている患者さんに少しお話を聞かせてもらうことが出来たのですが、私が驚いたのは すべての方が 私は○○が治った、○○が軽くなった、と 様々な症状が改善しているところでした。

○○は腰痛であったり、アレルギー性鼻炎であったり、アトピー性皮膚炎、月経前症候群であったり いろいろな診療科目の症状が改善されていたのです。 また 原先生は 『うつ病にも効きますよ』と言われて、うつ病の方積極的に治療を行っていました。

外科の先生がうつ病の治療をされていることにも驚きましたが、患者さんが治っていることにもかなり驚きました。

患者さんの治療に良いことは取り入れたい、そんな思いで 原外科医院へ勉強に行かせてもらいました。 ラエンネックを製造している日本生物製剤の方からたくさんのデータや資料、文献を頂き勉強しました。

また プラセンタエキスを製造している工場にも行きプラセンタの製造過程を見学させてもらい、工場長から大変丁寧に説明をして頂き感激いたしました。 

そのような過程を経てプラセンタ治療を開始しましたが、 やはり正解でした!

更年期障害には効果がはっきりと現れます、また 慢性疼痛や慢性疲労にも効果があります。 うつ病で身体面が疲弊している方にはとても良いようです。  精神科・心療内科への患者さんに効果を実感しています。

しかし プラセンタも万能薬ではありません、 症状に合わせてSSRI SNRI 抗不安薬などの薬物療法との併用で治療を進めることが最適と考えています。

私も ラエンネックとメルスモンを1アンプルずつ(計2A) を打っています。

健康に感謝をしてこれからも頑張って診療したいと思っています。

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