日本ではまだ馴染みが少ない「職業訓練」 最近 通院中の患者さんで職業訓練を受けている人が増えてきました。
欧州では職業訓練に力を入れることで好調な経済を維持している国が少なくないようですね。
例えばデンマーク。国・企業・労組が一体となって失業者を訓練(エデュケーション)し、環境分野などの成長産業に移動(モビリティ)させる 『モビケーション』 という戦略が、産業を活発化しているという。
これに対して日本では、職業訓練と生活費の支給がセットで受けられるという新たな制度で対応しようとしているようですが、職業訓練という「生活安定への処方箋」が今後の産業の活性化に繋がるのか? 推移を見守っていきたいです。
また うつ病で 復職する方の いわゆる リワークプログラム 必要な事なのですが、これを実践する事はかなり難しい。
福岡でリワークプログラムを実践しているところはまだ少なく、 うつ病リワーク研究会に入会している施設 を調べてもまだ10件に満たないようです(2011年5月時点)。
患者さんの所属の会社の産業医と連絡を取り合う事はありますが、企業によってはうつ病の方の職場復帰に対しての対応は様々で、戸惑いを感じる事も多々あります。(協力的な会社と、そうでない会社・・・・)
職業訓練 リワークプログラム
いずれも国の主導でグイグイと進めてほしい問題です。