最近、当院へ男性更年期障害での来院の方が増えています。
男性更年期障害 の症状は主に3つに分類されます。
1:うつ症状→ 意欲の低下 不安感 苛々感 など 一般のうつ病の治療と同じ様に抗うつ薬などを使用した治療で改善が期待できます。
2:泌尿器科的症状→頻尿・残尿感・夜間頻尿など →泌尿器の専門医への紹介を行っております。
3:ED(勃起障害)→当院でバイアグラ・レビトラ・シアリスなどのPDE-5阻害剤での治療が可能です。 EDは男性の自信喪失に繋がり、メンタルへの影響も大きいといわれています。
男性更年期障害と女性の更年期障害の患者さんの違いとして、男性更年期の方は うつの症状を否認しがちな傾向があります。やはり男性としてのプライドが うつを認めたくないという心理が働くのでしょう・・・
しかし 人間誰しも なんらかの疾患には罹患するもの
当院では 男性更年期障害用のLOHチェック質問票や血液検査(遊離テストステロン、PSA検査、他の疾患の除外診断)などの検査により 診断を行っております。 男性ホルモンの補充療法は保険が適応されないため当院では行っておりませんが、漢方薬や抗不安薬・抗うつ薬などを用いて治療を進めております。 また 男性ホルモンは精巣で95%作られます、運動する事で精巣が刺激され男性ホルモン量が増加する事が分かっていますので生活の中に運動の習慣を取り入れることなど患者さんと一緒に考えて治療を行っております。