福岡県が実施する感染症発生動向調査結果から、平成23年第1週(1/3~1/9)に1定点当たりの患者報告数が「11.44」となり、1月14日に流行発生注意報を発出されていましたが、第3週(1/17~1/23)に「48.97」となり、警報開始基準値である「30」を超えました。
福岡県におけるインフルエンザ発生状況(シーズン別・定点当たり患者報告数)
只今 猛烈な勢いで インフルエンザの感染が拡大しています。 現在、流行しているインフルエンザの主流は、新型(A/H1N1)とA香港型と見られます。(PCR検査にて確認したインフルエンザウイルスの型別内訳は、新型-約8割、A香港型-約2割となっています。) 福岡県庁ホームページより リンク先は存在しないので省かせていただきました。
特に2009年~2010年 新型インフルエンザとして知られた A(H1N1)型が流行しているようです。 パンデミックインフルエンザ(H1N1)2009として大騒ぎしたインフルエンザです。
幸い 今年度の季節性インフルエンザワクチンは、インフルエンザA/H1N1亜型(インフルエンザ(H1N1)2009)と同じ亜型)とA/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類が含まれたワクチンが入っていたので 予防接種を受けていた人は症状が軽症で済むかと思われますが、甘く見てはいけません。 インフルエンザの疑いがある方は お早めに病院へ・・・
現在は 抗インフルエンザ薬には タミフル リレンザ ラピアクタ イナビル の4種類がありますが。
それぞれ 発症後48時間(2日)以内に投与を開始することが必要とされています。
パンデミックインフルエンザ(H1N1)2009の時のインフルエンザの日本の死者数は198人で世界の中では驚異的に少ない数でした。 やはり 治療体制が充実していたこと(インフルエンザウイルス抗原検出キットの普及)や抗インフルエンザ薬の使用が適切になされた事が良かったのだと思います。 アメリカでの死者数は12000人でした・・・・ アメリカの人口は3億113万9950人(2007年推計) 日本の人口1億280万57,352人(2010年暫定値) 人口10万人対死亡率でも日本は圧倒的に少ない数でした。
まずは 予防が大切ですね それと 日々の規則正しい生活で ご自身の免疫力を高めておく必要があるかと思います。
労働厚生省のインフルエンザQ&A がとても役に立ちますよ、ご参考下さい。